黄泉の国からブログを書きます

どーもヅカオタだよ!!読んでね!!

宝塚雪組『ひかりふる路 〜革命家、マクシミリアン・ロベスピエール〜』『SUPER VOYAGER!』 -希望の海へ- 観劇したよ①

おはようございます!!こんにちは!!こんばんは!!

これ全部ごきげんようで済むんですよ。

そんなこたぁどーだってっていいんですけどとりあえず、初めまして。今からブログを書き始めます、 あねもね と申します。語彙力皆無な読みづらいブログなので時間と心にゆとりがある方にオススメです。ゆとりがなくても微笑みを忘れずに仏の心で読んでくださったら嬉しいです。

ということで

本題

ひかりふる路 感想

まず全体の感想としてはもう、だいきほを今すぐ人間国宝世界遺産に指定しろ これね。 だいきほこと希望コンビちゃんの歌声ってなんていうんでしょう、劇場を暖かくそっと包み込みながらもお客様の心に半強制的にグイグイ直接話しかけてくるというか、なんか巻き込み力が強い。魂を揺さぶるとはまさにこの感覚だと。寧ろ揺さぶるどころか鷲掴みにされたよね。全てを世界のワイルドホーン大先生の難しい楽曲を完全に自分というかマクシム、マリー=アンヌ本人のものにしていました。呼吸するように歌ってた。凄すぎ。圧巻。

だいきほメインの感想になってしまった。だって本当にめちゃくちゃすごかったんだもん。

☆ここからはメイン&個人的に書きたかった人の感想に移ります。

※ネタバレ注意

◎マクシミリアン・ロベスピエール(望海風斗)

神。もうだいもん、いや、望海風斗様、あなたは本当に人間ですか。いいえ、神様ですよね?だいもんは多分本来神様しか持ってはいけなかったパワーを持ってる。だいもんが歌い始めた瞬間のあの劇場の空気は2度と忘れない。なんだろう、感覚的には荒んでいるときに美しい日の出を見た感覚に近いかも。(ああまさにひかりふる路歌詞デジャブ)世界目覚めましたわ。寧ろ宇宙目覚めましたわ。ああ、私は今この瞬間の為今まで生きてきたんだ。そう冗談じゃなくて思いました。心が浄化された。まじで生きててよかった。絶対にこの歌声は生で聴かなきゃ人生損です。まだ観てなくてこれからも予定ない方、転売以外ならなんとしてでもチケット手に入れて下さい。

ひかりふる路でのロベスピエールこと、マクシムくんはとにかくバカ真面目。CMでれまっせ。なんかだいもん本人に通じるところもある、人間くさい真面目さ。なんだけどあんまりにも徹底的すぎる。考え方が一辺倒すぎる。そして自分がないんですよね。他人のことはこれほどかとまでに考えられるのにね。自分についてがね。まるっきりダメという。ほんとにダントンよく分かってるぅ。観客の私が手を差し伸べてあげたくなるくらい。なぁマクシムよ、もう客席きて一緒にSVみよか、ポンポン振ってダンシングしたら、あんた、マジで世の中どうでもよくなるで。

でもマリー=アンヌを愛してしまったこと、これは本当に自分の本心、真実だったんだと思います。これは確信。

ひかりふるでは、ロベスピエールの生い立ちについて割としっかり触れているんだけど、やっぱり親がいなかったっておっきいと思うなー。それに長男で兄弟沢山でしょ、負のスパイラル過ぎるわ。多分親がいないと甘え方を知れないんですよね。ほんっとにひたすら可哀想なんだわ、、、特にあの祭りの場面で変なゴツい衣装きて崇められてるマクシム、めちゃくちゃ哀れで弱々しくて観てるこっちが辛いよね。

マリー=アンヌちゃんとのお話はきほちゃんパートで詳しく書きます。(きほちゃん視点で書かせていただきますね。)

脚本の関係上闇堕ちする過程の経緯が薄かったのが残念や、、、だいもんはボロボロに落ちぶれていく演技がなんでこれほどまでに上手いんや、、美味すぎて、、

◎マリー=アンヌ(真彩希帆)

女神。声だけで地球生み出せるわ。いやもーきほちゃんの歌、半端じゃなかった。劇場ごと大気圏飛び出すんじゃないかと思った。迫力がすんげぇ。希望コンビは攻めも守りもお互い両方できるのが強みかも。調節しあえるというか。ここまで男役と渡り歩けるすっごい娘役さんひさっしぶりに見た気がする。とにかく、希望コンビの歌はタダでさえ語彙力ゴマ粒の私には表現しきれねぇや。なので劇場に行ってください。お願いだ。(本当は、いいや、願いだを使いたかったが使えなかった。)

マリー=アンヌは多分マクシムに会うまでひかりふる路を歩くスタートラインに立ててなくて、彷徨ってて、それをマキシムが導いて、一緒にスタートラインに立ったけど結局マクシムは死んじゃうから1人で歩きはじめなきゃいけないみたいな。そんなイメージかなって思いました。(語彙力なさ過ぎ。)

個人的に感情輸入できるキャラはマリー=アンヌかも。殺したいほど憎んでた人を愛してしまうって普通に考えて有り得ないと思うんだけど、でもきほちゃんの演技力アンドこの脚本なら手に取るように理解できしまうよね。

マリー=アンヌちゃんってさ、最初からマクシムのことしか考えてないんだよね、ていうか殺すのが目的だったとしてもマクシムが生きる目的だったわけだし。だからマクシムを殺したら死のうって思ってたわけだし。ていうかマクシムがいなきゃ今すぐにでも愛する人々の元へ死ぬという形で行けたワケだし。そんな憎い生きる目的、生かされているものは自分を受け入れて導いてくれる希望だった。憎い憎い憎い好き!!愛してる!!(号泣)ってなるのも分かりますよね。

生きることが辛い、それが多分マキシムに出会う前のマリー=アンヌで、でも人間って根本的にどれだけ死にたくなっても心の奥の奥の奥では生きたいって、思ってるんだと思います。必死に隠してきたそれをマキシムが引っ張り出してくれたワケです。徐々に淀んだ目に光を灯していくマリー=アンヌ、特に印刷所夫妻の第二の家族ができた時と女性革命家達と交流する時のマリー=アンヌには思わず涙してしまいます。幸せになってね、生き抜いて。

そしてマリー=アンヌの設定として良いと思うのが、一度幸せの絶頂を味わっているということ。恵まれた生活、優しい両親、陽だまりみたいな妹、愛する恋人、、、特に恋人がいたという設定はとても良い。 恋人って家族とは違って血も繋がってない赤の他人なのに自分に無償の愛を注いでくれる存在じゃないですか。それってめちゃくちゃすごいものだと思いません?人が恋をするのってそこにあると思うんですよ(法話か)だからそんな恋人を家族とともに失うってめちゃくちゃ酷い話すぎません?辛過ぎません?それにマクシムはマリー=アンヌが未だ恋を知らない無垢な天使だったからそこまで惹かれないとおもうんですね、瞳の中の強い光、よぎる影に惹かれたというのは女性として翳りがあるという意味合いも含まれていると思うんですわ。ちなみに私は回想の家族が出てくるたびに号泣です。(因みにこないだ私の隣だった人は私とあまりにも気があうらしく、泣くタイミング、息遣いまでピッタリで運命を感じました。どうでもいいですね。)

どんどんおかしくなっていくマクシムを止められないってめたくた辛いでしょうね。マクシムは生きる希望な訳ですし。そしてマクシムにとってもマリー=アンヌは希望な訳ですから自分を否定されるのはめたくた辛いでしょうね。何この負のスパイラル共依存

でもマリー=アンヌはやっぱり強いと思います。本当に強い女性ですね。彼女はもういつの間にかマクシム無しでも生きれるようになってたんだと思います。マクシムは逆だったけど。自分が排除したもの無しでは生きられなくなってたけど。そして説得する側になっていたという。

にしても祭りのシーンのアサシン二刀流マリー=アンヌたんは最高にかっこいいっすね。無双やわ。惚れた。でも最近加納惣三郎といい、ベルナルドきゅんといい二刀流はやっとんの? ひかりふるって宝塚的には珍しい女性が強い物語ですよね。特に女性革命家のシーンとか。革新的。

最後のシーンとかベタだけどもーさー、分かっててもさー、中身がこれだけ濃い&だいきほのあの芝居っすよ。余裕で号泣してしまうわけですな。

めちゃくちゃ長くなってしまった、、個人的に今まで観てきた宝塚作品の中でもマリー=アンヌというヒロインはかなり上位にランクインするかなと思います。本当にいろんな角度から魅力的。まぁちょっと脚本の都合上(これ絶対1本ものでもまとめきれない情報量だよな、よくここまで整理した生田くん。)マクシムに惚れたエピソードがやや足りないなとか、初見ではマリー=アンヌってかなりぼやけた人物像だなって感じると思うんですけど、よくフィクションの人物をこれだけ深く史実と融け合わせられたなぁって。そしてきほちゃん、ほんっとーに恐ろしい子でした。惚れました。

○ジョルジュ・ジャック・ダントン

父であり母であり兄であり友人であり、1人の男。そんな感じのキャラクターですね。かっこいい。抱いて。結婚して〜!!

なんでサンジュストくんはダントンではなくマクシムを選んだんだろうね?ちょっと不思議かも。ここまでの包容力を持っていて強さまで持ち合わせている人なかなかいないと思うけど。ていうかこれを表現できるようになっていたさきなちゃん、役者さんとして本当に進化していた。進行形で進化し続けてるよね。お歌も現在進行形で上手くなってる〜!

でもダントンって本当はすっごい孤独。騙されて、見損なわれ、最愛の人を失って、、特にガブリエルを失った時の俺を1人にしないでくれ、、ってセリフ本当にそれなんですよね。本当はマクシムも、ダントンも孤独。2人で意地張らずに埋め合せられたならっておもってしまう。

特にだいもんとの食事の2人芝居のシーン、あそこの緊迫感と優しさすごすぎ。なんでマクシム分かってくれないの〜(怒)(涙)マクシムに酒とか女とか(マクシムafo観よっか)そういうもので例えてお前は幸せになっていいんたよ、俺が包み込んであげるって手を広げてさ、もうそこに飛び込むしかないって、そういう状況作ってあげてるのに拒絶されるっていう。辛い。それでもマクシムを認めてあげるっていう。自分は心底辛いのに。はー、号泣。

最後の最後まで最高にかっこいいダントンさきなちゃんでした。

タレーラン・ペリゴール(夏美よう)

脚本上極秘帰国(笑)してもらってるタラーレンさん。流石の貫禄。説得力。賢さ。ハッチさんが出てくると本当に場がキュって引き締まりますよね。個人的に大好きな専科さんです。

カミーユ・デムーラン(沙央くらま)

末っ子みが強い。さいっこーにかわいい。

カミーユも強いですよね。自我を持った上での2人を見守るという判断。ジャーナリストっぽさがすごく現れていて良いなって。みちるリシェルとの並びが最高級に可愛い。そしていい夫婦。幸せになって欲しかったよ〜(泣)僕らはずっと友達さーの歌が本当に素直で、彼らしくて、本当に寂しくて愛おしい。

なんだか昔のコマさんを故郷である雪組で感じさせてくれるって粋だなぁって思いました。退団が無茶苦茶寂しい。ライビュで私は死ぬかもしれない。

○マノン・ロラン夫人(彩凪翔)

なぎしょ、び、美女、、

今にも芳醇な香りが漂って来そうな色気ムンムンのお姉さまです。立ち姿からちゃんと娘役でしたし、何よりセリフが完全に女なのよ。夫人感が素晴らしい。かっこいいオネーサマ。年上であろう、タラーレンさんとしっかり渡り歩けてる感がすごい。(語彙力)

冒頭のチェスのシーンから死ぬまでがめちゃくちゃハイスピードなのでもっとじっくり観たかった、、、

○ルイ・アントワーヌ・ド・サン=ジュスト(朝美絢)

第2のヒロイン堕天使ちゃん。ソーキュート。完全にガチ恋同担拒否。

初めて会った時から恋する乙女の顔してます。ダントンとかマリー=アンヌと話してるマクシム見てる時の顔がもーね、キリッて睨んだり、ハァ?って顔したり最高級に可愛い。粛清する時のあのトチ狂った笑顔な。至高。

彼、別に革命を指導してくれるカリスマ性を持った人ならマクシムじゃなくても誰でも良かったんだろうなって気がするんですよ。彼は器を探していたわけですし。じゃあなんでマクシムを選んだのかなって言ったらやっぱり、こーいしちゃったんだーたぶん、気づいてないでしょー?な気がします。BL的な意味ではなく彼の全てにぞっこんなんだなぁと。冷静に考えて他にいたと思うんですよ。(ダントンとかね。)後は彼自身も相当のカリスマ性を持ち合わせて居ますから自分自身がなるとか。でもマクシムを選んじゃったのは彼の経験値の足りなさ若さ故な気がします。

マクシムが居なくなってサンジュストどうなっちゃうんだろうアワアワって心配したまま幕は閉じてしまいました。←

○ガブリエル・ダントン(朝月希和)

強くて儚い。登場シーンが少ないですが、ダントンが何故愛したのか、そして愛されていたことがしっかり伝わってくるガブリエルでした。

ひらめちゃんの演技個人的にすごく好きなので雪組でもガッツリ観ていきたいです。

○リュシル・デムーラン(彩みちる)

みちるちゃんはこういう強くて可憐なお役が大変よく似合う。コマさんカミーユともしっかり渡り歩けた。んでひたすら可愛いなあああ!!!

みちるちゃんが登場するたび舞台がぱぁぁあってなります。断頭台に立たされている時、コマさんカミーユは悲しそうなお顔されてるのにみちるリシェルちゃんは強く前を向いていてかっこいいなって思いました。

ジャコバン派議員

(括りが雑で申し訳ありません。なんだかすごく読みづらくなってしまいそうだったんでまとめてみました。) なんか全体的に俺たち若さ漲るマクシム親衛隊!!(少々お馬鹿)って感じでした。そして親衛隊メンバー、あすクートン、ル・バひとこ、オーギュスタンあやな、アンリオあがせんですが、隊長のあーさサンジュストが人間としてイッテてだいぶヤバいので、革命家としての熱血爽やかさみたいなのがわりかし目立ってた。一番色々考えてるのはあすクートンサンジュストの秘書的な役割がひとこル・バ、お馬鹿なのはオーギュスタンあやな、アンリオあがせんはいつもニコニコドジっ子って感じで、面白い。でもみんなやっぱり狂気に踊らされていて陶酔しているわけで。処刑の踊りのところは無茶苦茶怖い。特にあすクートン。完全にイッテル。

そんな親衛隊には入らず、ちょいグレていて対立してしまうまなはるフーシェとカリ様が大変良かったです。2人ともセリフとか細かい演技からその時代を生で生きている感が凄くて。

○女性革命家

熱血だけどちゃんと芯があって賢いんだよね。男役との対比がシッカリしてる。やっぱり女性って強いわ。宝塚的にも女性が革命家として登場するの珍しいと思うんですけど、このシーン本当に大好き。

今日より明日を信じ生きようって本当にそれ。毎回女性革命家達に励まされてポロポロ泣いてるきほちゃん、、みんな、幸せになって、、、

○マリー=アンヌの家族

本当に理想の家族すぎてさ、登場するたんびに泣く。マリー=アンヌちゃんは本当に愛されていたんだな。そして殺された時のあの蝋人形みたいに美しく死んでいくさまが本当に恐ろしくて、、、

特にフランソワ役の眞ノ宮るい君が凄い涙を誘ってきます。マリー=アンヌが回想の自分たちに手を差し伸べるのをみて、優しげにそして哀しげに微笑んだ後に首を振るんですわ。マリー=アンヌにとって自分たちはある意味呪縛な訳ですからね。本当に辛すぎます。是非観てみてください。

それと、お母さん役だった舞咲りん姐様が女性革命家オランプとして登場するの粋過ぎやしませんか生田先生。

○ ○ ○

ほんとーにここまで長くなってしまい申し訳ないです。

でも本当に今の雪組の勢いとエネルギーはすごい。劇場を完全に飲み込んでました。演者全員が本当にこの物語を愛してシッカリ考えて抜いて、舞台上を生きているっていうのが伝わってきました。

そして生田先生。今までの生田先生の作品って歴史に飲まれてしまってるというか、史実を愛するが故にまとまりがなくなってしまうというのが課題だったと思うんですよ。(シェイクスピアとかね)

でも今回は史実と虚像の融合のバランスが本当に良くてすごい情報量を上手く纏め挙げられていたと思う。そして歴史を愛する生田先生だからこその小ネタが物語に散りばめられていて本当に良かったと思います。本当に一本物で観たかったよ〜!!

この作品に関してお披露目なのにこの内容はどういうことじゃ〜!!って思う方も多いと思いますが、私は今のだいきほの長所をシッカリ生かした演目だったなぁ〜としみじみ感じます。

ここまでクソ長いブログを仏の心で読んで下さり有難うございました!!ということで次回は、

体感時間0.3秒、乙女ゲームで、某夢の国で、ジブ○で、ジャ○ーズで、エ○ディー○イチで、野口先生の愛と夢と個人的な趣味が詰まりまくりなのに、ちゃんと宝塚してる奇跡のショー、レヴュー・スペクタキュラー 『SUPER VOYAGER!』 -希望の海へ- について書くよ〜!!いざ、希望の海へー!!